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コラム編:クレジットカードの基本的な話とメリット・デメリット

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地域とお金の話、略して「ひよしナンス」の記事になります。

前回の話はこちらです。

大学生や、新社会人向けに、クレジットカードの基本的な仕組みを書いておきます。(知っている人には当たり前の話が続きます)

お金の使い方による分類は3つ?

前回、お金の支払いを3つの性質に分けてみました。

  1. 前払い(iTunesカード・クオカードなど、コンビニで買えるもの等)
  2. 即時払い(現金・デビットカード)
  3. 後払い(クレジットカード)

*1・2・3をまたぐ話は、長くなるので割愛

新生活の安定のためには、即時払い(決済)が基本

大学生や社会人が、新生活を安定させるまでは、基本は「即時払い」がベターです。

基本は「現金」

「現金アドバンス」(現金からキャッシュレスの便利さへ一歩進む)が、VISAデビット・JCBデビットなどのデビットカードです。

お金は使うことで、なくなります。「支払い手段」別に、お金を使ってしまいやすい順番で並べると下記です。

  1. 後払い
  2. 前払い
  3. 即時払い

後払いのクレジットカード払いで買い物することで、支出が約2割増加すると言われます。カードはポイントが付くからお得な気がしますが、賢く使わないとポイントのメリットなんて一瞬で吹き飛んでしまいますね。

2番、前払い。私の中では、プリペイドカードなどの前払い方式を使用したものは、現金などの即時払いよりお金を使いやすくなると思っています。

少し前にあった地域振興券、あるいはクオカードなどもそうですが、期限や発行者に何かあって使えなくなったら無駄になって困るので、できれば早めに使い切ろうと考えます。ただ、2番目なのは前払い式で高額の支払いを行うことがあまりないからです。

キャッシュレス入門編のVISAデビットについては、改めて書きます。

*Suica・PASMO・nanaco・Edy・Waonなどの電子マネーは、一旦「現金」を電子マネーに変換します。上記の即時決済の手段より、把握しにくい面が生じます。

クレジットカードの基本的な仕組み・・・

新入生や大学生、新社会人向けなので、(今では詳しいアマチュアレベルではありますが)基本的なクレジットカードの仕組みを書いておきます。

まず、認識していただくのはクレジットカードを使うということは「借金」です!

1回払いで金利がなくても、お金を借りていることに変わりはありません。

カードを使うと、買い物してから、1~2ヶ月後に銀行口座から代金が引き落とされます。これは、お店が支払いを待ってくれているわけではなく、カード会社がお店に立て替え払いを行っています。

通常、カードで払った1万円。銀行口座から引き落とされる時も1万円です。カード会社の好意で、無利子で立て替えてくれている・・・なんてことはありません。

例ですが、カード会社が立て替えた代金をお店に支払う時。1万円ではなく、(例)カード払いの仕組みを使用する、手数料の5%を差し引いた9,500円がお店に支払われます。

お店が500円損したように見えるかも知れませんが、現金がなくても買い物できる仕組みを導入したことで、1万円の商品を売る機会を得たという考え方をします。0円だったかもしれない売上が、9,500円になったという考え方があるのです。

この手数料がイヤなお店は、最初から現金のみの支払い手段を選んでいます。カード払いより、現金払いの方がお店は喜ぶとかいった親切心は、利用者には不要です。

実際は、現金を扱うことで、現金輸送や金額合致作業、釣銭を用意したり、渡す手間があるので、コストがかかっています。生産性向上とキャッシュレスというのも、実は関係があるのですね。

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立て替え払いなので、クレジットカードには審査がある

VISAデビットなどのデビットカードは、買い物した瞬間に自分の銀行口座から代金が引き落とされる即時決済の仕組みです。(お店と銀行間の話はカットします)

即時決済で立て替えていないので、デビットカードには審査というものがありません。ただし、15歳以上などの年齢制限はあります。

一方、立て替えが発生するクレジットカードは、あなたが代金を立て替えるに足る信用力があるかを審査します。審査の結果、落ちたり、信用力によってカードを使える限度額が10万円とか50万円とか、枠が変化します。

カード1枚で、決められた限度額一杯まで買い物することができます。支払いは大体1~2ヶ月後の後払いになります。(リボ・分割払いはさらに長期間)

★メリット

  • ポイントがつく(入会時・利用時)
  • 後払いである
  • 分割やリボ払いなど、多彩な支払方法が可能
  • 今は、少額から高額まで現金を持たずに使える

1万円で購入したものは口座から1万円引き落とされて損はないのに、1%=100円程のポイントがつきます。

*学生の場合などで、帰省に飛行機を使う方なら、マイルが貯まるJALカード・ANAカード辺りは持っていてよいカードです。

また、立て替え=カード会社への借金なので、借りた分に金利の支払いがあるはずですが、1・2回払い(ボーナス一括払いも)だと金利もかかりません。一方、1~2ヶ月後の引き落としまで口座に置いておけば、預金金利がつきます。(今ではほぼそのメリットはないですが)

★デメリット

  • 後払いなので使いすぎてしまう
  • 支払いを少額にしようと、リボ払いなどにするといつまでも借金が減らない
  • クレジットカードが使えないお店もある

デメリットは、多いわけではないのですが、使い方を間違うと致命的な状態に至る可能性があります。

手持ちのお金を気にする必要がないので気づかずにお金を使いすぎてしまいやすいこと、(延滞をすると)信用がなくなって後に影響することなどです。

便利でお得な手段ですが、打ち出の小づちのように勘違いしてしまうと致命的なダメージを負います。

家計管理が身につくまでは、(また解説する)VISAやJCBデビットから始めるのが、本当はベターです。

次回、特に利用初心者向けには、クレジットカードの利用にあたっては、これが言いたかったという注意点を書いて、ひと段落とさせていただきます。